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更新日:2024年1月30日

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東京応化工業株式会社 宇都宮工場

豊かな未来、社会の期待に化学で応える
" The e-material Global Company "

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企業情報 

代表者名 代表取締役 取締役社長   種市 順昭 (たねいち のりあき)
企業所在地 宇都宮市清原工業団地 21-5
連絡先

028-667-3711

これまでの受賞・認証歴

1996年 ISO 9001 認証取得
1999年 ISO 14001 認証取得
2020年 ISO 45001 認証取得
2022年 安全衛生に係る栃木労働局長表彰 優良賞

これまでに活用した支援施策・助成金など    特定求職者雇用開発助成金(成長分野等人材確保・育成コース)

お話

宇都宮工場長   高尾 仁 (たかお ひとし)さん

企業概要

設立:1940年10月25日(1981年6月宇都宮工場開設)
従業員数:1,950名(連結 2022年12月31日現在  うち宇都宮工場87名)
事業内容:フォトレジスト 及び フォトレジスト用付属薬品の製造

インタビュー 

Q.具体的にどのような取組をされていますか。

A. 会社が掲げる「労働安全衛生方針」を元に、主に安全衛生委員会の活動として取り組んでいます。
1.  毎月の総合パトロール
安全・衛生・防災の各視点でパトロールを実施しています。是正が必要な箇所を指摘し、改善されるまで委員会でフォローしています。指摘のみでなく、良い取り組み事例も積極的に取り上げることで、従業員のやりがいへ繋げる良い機会となっています。
2.  気付き活動
「気付き活動」とは、実体験による「ヒヤリハット報告」に加え、将来起こるかもしれない事故に対する「予防」の要素も取り入れた活動です。
誰でも何処でも社内サーバのフォルダから意見することができるので、多くの従業員から多角的な意見が挙がってきます。当工場の安全衛生推進のベースとも言える活動です。
意見を受けた点及びその対策については、すべて工場長が確認しアドバイスやコメントを付しています。
昨年度は年間で100件以上の意見があり、積極的に意見を発信してくれる従業員には感謝しています。
3.  水平展開活動
工場内で出される「気付き」のみでなく、当社他拠点で起きた労災・異常・予防処置も重要なインプット情報となります。他拠点の事例で、当工場にも当てはまるものがないか良く議論し、必要なものを工場内へ落とし込んでいます。
また、年に2回本社と国内の各拠点及び労働組合が集まり安全衛生に関する協議会を開催し、社内だけでなく同業他社で発生した事例についても共有する機会を設けています。
4.  従業員表彰
全従業員を対象として、上記で挙げた活動に特に貢献された方に対し毎年表彰を行っています。
表彰者には他従業員の良いお手本となってもらうよう、バッジを付けてもらっています。

Q.そのような取組に至るまでの経緯を教えてください。

A. TOKグループでは、事業活動を行う上で働く人の安全確保と健康保持を最優先事項と位置付けています。
    顧客が全世界に居る当社においては、サプライチェーンの維持が大命題となりますが、これは働く人が安全で働きやすい環境を維持することで初めて成し得ることができると考えているためです。
    お客様のラインを止めてはならない、自工場を止めてはならないという意識の高さから、日頃より安全衛生の取組について検討・実践を繰り返す中で、自然と安全文化が根付いてきたと考えています。

 Q.取組の効果や成果はいかがですか。

A. 当工場では、2015年から休業災害の発生がなく、無災害時間は2023年11月末で140万時間を超えました。
    また、原料調達や物流が滞りがちなコロナ禍においても、大きな納期遅れ等を出すこともなく操業できているのは、工場の安全衛生活動が一因になっていると考えています。
    2022年にはそのような活動が認められ、労働局長表彰の優良賞をいただくこともできました。

 Q.取り組む上での課題や心掛けている点はありますか。

A. まず従業員が当事者意識を持つこと。「自ら考え、行動できる人材を育てる」ことは、当社の人材育成方針の大きな柱となっています。そのためには、立場や所属に関係なく誰でも意見ができ、自発的に行動してもらえるよう、職場の雰囲気を風通しの良いものにしなくてはなりません。
    管理・監督者においては、個人の意見を良く傾聴することはもちろん、定期的に行われる面談を通じて従業員と良いコミュニケーションを図っています。

Q. 今後の目標や課題はありますか。

A. 全従業員の平均年齢は、40代後半になっています。比較的古い工場のため、マニュアルに頼る作業も多く、そのノウハウや技術の伝承を如何に行ってゆくかが大きな課題となっています。
    若手の底上げと同時に、ベテランでも体力や天候を気にせず働ける職場環境を築いてゆくことが重要な目標です。年齢が高い従業員もより安全に作業でき、また作業の負担が軽減できるよう、対策を進めているところです。
    また、当社では2年毎に従業員エンゲージメント調査を実施し、まだ職場環境において改善の余地がある結果も出ています。作業環境のみでなく、食事等の福利厚生面、休憩スペース等の住環境面についても改善を行うべく、計画を立てて実施しています。心理面についても、ストレスチェックを行うだけでなく日頃から一個人としてコミュニケーションをとることを心がけ、従業員が安心した気持ちで勤務できる雰囲気づくりに努めています。

会社から一言・・・ 

    パソコン、スマホ、5Gなど電気・電子機器の普及とともに、その原材料供給を行う当社の社会的責任は増してゆきます。
    豊かな未来創造の一役を担っていることを強く認識し、その事業の根幹には従業員の安全があることを忘れずに日々努力を続けたいと思います。

協力内容 

  • 電話相談

 

(取材:宇都宮労政事務所   取材年月日   令和4(2022)年12月13日、令和6(2024)年1月一部更新)

お問い合わせ

労働政策課

〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館6階

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