株式会社マルヤ

～「共に育ち育てる笑顔」を理念に掲げ、
スタッフの笑顔そのままお客様の元へ～

 

企業情報 

代表者名	代表取締役社長　浦野 靖夫
企業所在地	佐野市若宮上町2-24
連絡先	0283-23-0382
これまでの受賞・認証歴	平成28年度　男女共同参画推進事業者表彰「パレット賞」（佐野市）
お話	取締役　浦野  清美さん
これまでに利用した支援施策・助成金等	トライアル雇用・キャリアアップ有期実習・キャリアコンサルティング制度導入・女性のキャリア育成　等
企業概要	設立年月日 ：平成元年５月 　資本金：　　1,000万円 　従業員数：　19名 　事業内容：　内装仕上げ工事業・ハウスクリーニング・家事代行業・木材加工業

インタビュー　　　　 

Q.具体的にどのような取組をされていますか。

A.　新規採用～３年以内の従業員（選抜）に対しては職業意識を変革するために、外部研修を受講させています。
 　必要な知識・技能を習得することにより業務に対する自信を持ち、積極的に仕事に取り組む意識や自分から仕事を見つけ目標を設定することができるようになります。そして、グループリーダーになれるようステージアップを目指します。
 　３年以上勤務した従業員には管理職養成研修を受講させ、リーダーやチーフになることへの戸惑いや不安を解消し、管理職の役割を学びます。従業員にとって、働きやすく能力をより発揮することができるような指導力を身に付けることが目的です。キャリアアップ訓練対象者には有期実習も設けられています。
 　毎月１回の社内ミーティングでは、ミニ講座を開催し、ディスカッションの機会、発言の場を設け、従業員との意見交換を積極的に行っています。
 　平成28年に女性活躍推進法に係る一般事業主行動計画を策定し、労働局に届け出ました。
 　ワークライフバランスに取り組み、従業員の家庭等の事情に応じた働き方ができるよう、企業として努力をしています。

Q.そのような取組に至るまでの経緯を教えてください。

A.　弊社の業務は、内装仕上げ工事業、ハウスクリーニング業、木材加工業の３つに分かれます。
 　内装仕上げ工事と木材加工業は男性従業員が担当し、ハウスクリーニング・家事代行は女性従業員が担当しています。
 　ハウスクリーニング業については、パート従業員の従事時間に合わせ施行日程を組んでいましたが、繁忙期等は残業が深夜に及ぶこともありました。残業が増え、重労働が重なったりするとパート従業員の定着率が低くなり正社員の負担が多くなりました。
 　そこで、従業員と意見交換を行い、請負業務の内容を見直し残業時間の削減や有休の取得について改善を図りました。業務の枠を越えて男性従業員が女性従業員と組んでハウスクリーニングを行ったりするようにもなりました。
 　また、お掃除や片付けの長期間の経験による知識・技術は、講師としての需用もあるので、社内ミーティング等で伝える訓練をしたり、研修等で学びの機会を設けるようになりました。自身の向上が行動を変え、やりがいのある仕事環境になることにより、働く条件に柔軟に対応し、支え合う・補い合う風土になっていくよう取り組んでいます。

Q.取り組む上での課題やその解決方法をお聞かせください。

A.　事業主がすぐには利益に繋がらない研修等に要する時間と経費の必要性を理解することが課題でした。

　しかし、従業員の成長や業務の向上が見えてきたため、理解をしてくれるようになりました。

Q.取組の効果はいかがですか。

A.　従業員がいつも笑顔で活き活きと仕事をしています。

　シフト（出勤日）の見える化を繰り返し改善することで、休暇や作業面での応援態勢が把握できるようになってきました。業務内容も自分たちにあったものが多くなり、それぞれに自立していこうとしています。

Q.今後、取り組む上での課題はありますか。

A.　従業員がもっと視野を広く持ち、働き方を自分で決められるようになってほしいです。

会社から一言・・・ 

　　自分には何ができるのだろうと悩んでいる方は、一度いらしてみてください。

従業員から一言・・・ 

　　（株）マルヤはとても明るく、前向きで、パワフルな会社です。
　　自分自身のレベルアップをしつつ、お掃除を通してお客様を笑顔にできるよう努力しています。

 

協力内容 

• 研修等の受け入れ

 

（取材：足利労政事務所　取材年月日　平成30(2018)年３月19日※令和２(2020)年11月一部更新）

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