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更新日:2022年10月21日
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~愛と緑のクリエイティブホーム~
代表者名 | 理事長 黒川 亨 |
企業所在地 | 鹿沼市武子1566 |
連絡先 | 0289-64-3011 |
これまでの受賞・認証歴 |
平成29年度 障害者雇用優良事業所等表彰高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長努力賞表彰 |
お話 | 理事長 黒川 亨さん |
これまでに利用した支援施策・助成金等 | 障害者雇用調整金 |
企業概要 |
設立昭和48年2月 |
A.障害者の方を雇用するにあたり、まずは、いろいろな作業を体験してもらい、本人の意見を参考に仕事との適性を判断しながら配置をしています。
聴覚障害者に対しては、小さな黒板のような物を用意し、筆談で毎日の作業を進めています。しかし筆談ばかりでは話のテンポが遅いこともあり、職員にストレスが溜まってしまいます。そこで、年に2~3回ほど専門の手話通訳者・産業カウンセラーなどを交えた第3者面談を行い、意見や不満を吸い上げて改善に結びつけています。
精神障害の方は気持ちが不安定になりやすいので、専任の職員を配置して一緒に仕事をしながら状況を見ています。調子が悪そうな時は休ませるなど勤務時間を調整しています。何人もの人から声をかけられるより、信頼している1人の職員の声かけの方が、気持ちが安定するようです。
ほとんどの方は自家用車通勤ができますが、鹿沼市内在住者に対しては、施設利用者用の送迎バスを通勤用に認めています。
A.最初は、近所の障害者の方が勤めるところがないので雇ってほしいとのことで採用しました。その後は、施設利用者として通所していた方が、状態が安定してきてここなら勤められそうだからと就業を希望してくれたり、県西圏域障害者就業・生活支援センターからの紹介などもあり、適性をみながら採用するようになりました。健常者、障害者という見方ではなく、仕事に向いていれば採用しようということです。
A.障害者の状態は様々です。画一的な対応の仕方では嫌な思いをさせてしまうこともありますので、本人の不満や不安を尊重しながら、職場改善を図っています。健常者にとっては容易なストレスチェックも、障害の具合によってはまず設問の説明から始めなければなりません。そのような場合は産業医の先生とともにチェックを行い、その方の状態を知るようにしています。ストレスチェックは義務化されましたが、本当に大事な取り組みだと感じています。いかにスムーズにコミュニケーションをとるかということは課題です。
A.現在は10年以上も長く勤めている方もいます。
この施設は知的障害者授産施設として設立されましたので、最初は知的障害者を採用していました。現在は精神障害、聴覚、言語障害や肢体不自由の障害者等も採用するようになり対応の幅が広がりました。その方たちとともに働くために、職員の研修も知的障害だけではなく、精神障害など他の障害についても学ぶようになるなど、知識取得が幅広くなりました。
A.施設内の古い部分では、まだ段差が多くあり障害者への負担となっています。バリアフリーへの改修は力を入れて行っていきます。
聴覚障害者とのコミュニケーションがうまくいくように、手話の研修も取り入れたいと思っています。また、今後もストレスチェックなど産業医・専門家・担当者などの連携を図って、きめ細かく取り組みを進めていきたいと思います。
今後も就業希望者があれば、適性を見た上で積極的に雇用していきたいと考えています。
初代理事長の井深大の設立精神を尊重し、愛を持って利用者の生きがい作りを援助して参ります。
(取材:宇都宮労政事務所取材年月日平成29(2017)年12月6日、令和4(2022)年10月一部更新)
お問い合わせ
労働政策課
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