重要なお知らせ
ホーム > 産業・しごと > 雇用・労働 > 労働環境 > とちぎ働きやすい企業 > 社会福祉法人足利むつみ会
更新日:2022年12月26日
ここから本文です。
~生涯現役を目指して~
代表者名 | 阿由葉 寛 |
企業所在地 | 栃木県足利市利保町49-4 |
連絡先 | 0284-43-0414 |
これまでの受賞・認証歴 |
平成23年度 「子育てにやさしい事業所」(財)とちぎ未来づくり財団会長賞 平成28年度 高齢者雇用開発コンテスト独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長特別賞 令和2年1月 第1回「地域で輝くふくしのチカラ大賞」最優秀賞 |
これまでに活用した支援施策・助成金など |
平成27年度 栃木県「仕事と家庭の両立等に関するコンサルティング事業」支援対象事業所 平成30年1月 女性が輝く企業「倍増」プロジェクト事業 平成30年8月 栃木県BCP策定支援プロジェクト 令和元年度 企業の働きやすさ個別診断・改善応援事業 |
お話 | 阿由葉 弘美 さん |
企業概要 |
昭和59年「社会福祉法人 足利むつみ会」設立 従業員数 213名(男性56名、女性157名) |
A. 短期時間勤務制や週3日勤務など、高齢者本人の希望に合わせた勤務体制を整えています。仕事の内容も機密文書の裁断や除草作業のように誰にでもできるものと、植木の剪定、網戸や障子の張り替えなどある程度技術を必要とするものなどから、本人が状況に合わせて選ぶことができます。
質の高いサービスを提供するため、"将来展望とやりがいをもって働くことのできる職場環境づくり"を目指した人事制度の構築が必要となり、平成30年キャリアパス制度を導入し、あわせて、法人全体(障害、高齢、保育)の就業規則、給与規定、給与表の見直しを行い、可能な限り統一を図りました。また、令和元年嘱託職員の就業規則、給与規定を策定し、同一労働同一賃金に対応するため非常勤職員の就業規則、給与規定も策定致しました。
全事業所において、業務の簡素化とペーパーレス化を進めてきました。
また、障害部門では、日々の支援記録を端末で行うことにより、業務の効率化を進めています。
上記の取組をふまえ、今回さらに、
➀評価制度を導入するにあたり、階層別の人材育成研修の実施
②これまで以上の5Sの実施のため、コンサルを活用したバージョンアップ版5Sの策定
③健康で長く安心して働いてもらうための保険や給付施策の実施
④クラウドの活用による労働安全衛生管理業務の効率化と、安全管理体制の強化
を行って行く予定です。
A. 再雇用終了後も現役で仕事ができる高齢者がたくさんいます。
高齢者が自分に合った仕事をワーク・ライフ・バランスも保ちながら続けられるように事業を行っていきたいと考えました。
そのために、法人としてどのような取組が出来るかを考えました。
A. 高齢者が従事している業務の中で一番営業実績が伸びたのは「機密文書の裁断業務」です。高齢者と障害者が仕事を分担し効率良く業務を行っています。
エコリサイクル需用の増加に合わせて大型シュレッダー搭載車両(エコポリスバン)を一台から三台に、パッカー車を一台増やしました。それにより、高齢者の雇用も増加し、現地で裁断することにより機密を保持し、裁断した紙をリサイクルすることによりSDGsにも貢献しています。
現在、法人全体で勤務している高齢者は67名(男性24名、女性43名)で、最高齢は83才です。
別の効果として、売上げが障害者の工賃向上に繋がることで、職員のやりがいや意欲にも繋がるとともに、障害者の就労意欲が高まり、就労継続支援として大きな成果を収めています
A. 当法人はいろいろな分野の事業をしているため、事業所の特性によって同じ取組を行うことが難しい部分があります。試行錯誤を重ねて事業所ごとの取組方を工夫し実行しています。
A. 近年、介護離職が問題となっています。子どもが両親の介護のため、離職することもありますが、配偶者の介護のため、高齢者が離職することもあります。
平成26年「介護離職を予防するための職場環境モデル導入実証実験」(厚生労働省)に取り組み、パンフレットを作成し、各職場で研修等を実施しました。就労人口が減少していくなか、介護に直面した職員への支援等を行い、離職の予防をすることが大切です。
いつまでも健康で長く勤めましょう。
短い時間でも家庭を出て働けるので気持ちのリフレッシュになります。
(取材:足利労政事務所 取材年月日 令和元(2019)年7月30日、令和4(2022)年12月一部更新)
お問い合わせ
労働政策課
〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館6階