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更新日:2022年10月21日
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~職人の味、秘伝のたれ~
代表者名 | 代表取締役 鈴木 美圭 |
企業所在地 | 宇都宮市下荒針町3590-1 |
連絡先 | 028-305-3133(代) |
これまでの受賞・認証歴 |
平成27年9月 障害者雇用優良事業所 栃木県知事賞 |
お話 | 取締役総務部長 伊藤 嘉洋 さん |
企業概要 |
創業:昭和53年10月 |
A. 現在、竜鳳グループ全体で知的障害者7名、精神障害者8名の計15名を雇用しています。
主な業務は、PC入力業務、農作業、除草・清掃作業、廃棄物の分解・分別作業、洗車等です。各人の障害特性や適性に合わせて、担当業務の割り振りを行っています。
設備面では、創業者である会長の鈴木亮裕自身が両下肢の障害を持っているので会社の1階はバリアフリーとなっており、車いすの障害者にも働いてもらえる環境になっています。
A. 企業の社会的責任として、法定雇用率を満たすことを念頭に、以前から障害者の採用を行ってきました。
平成26年度に特別支援学校から職場実習の依頼をお受けしたことがきっかけで、新卒1名を採用しました。平成29年度からは、別の特別支援学校からも職場実習の依頼をお受けし、平成31年度にも、新卒1名を採用しました。
また、より多くの障害者を雇用するために、平成30年1月には就労継続支援A型事業所をグループ子会社として開所しました。
A. 現在勤務している障害者の方は、職場になじんで長く働いてくれています。
障害者と一緒に働いていると、周りの健常者もその人をありのままに受け入れ、サポートしようという意識が生まれています。そうした意識は職場全体にも波及して、職場全体が優しい雰囲気になれると思います。
ハローワークの出前講座である「精神・発達障害者しごとサポーター養成講座」を社内で開催した時は、ほとんどの社員が受講しました。必修の研修ではありませんでしたが、たくさんの社員が受講するということは、少しでも障害者のことについてわかろうとする気持ちの表れだと思います。障害者も健常者も共に受講することができ、社内の絆が更に深まったように感じます。
A. 障害者の雇用に取り組んでいくうちに、既存の仕事を障害者に割り振るだけでは雇用を継続できないことに気付き、個々の障害者に合った仕事を探して割り振る、いわば「仕事のオーダーメイド」という方針に転換しました。障害の特性や本人の性格・適性などに応じて、遂行可能な業務を組み合わせていくようにしています。
外部機関を活用することも重要だと思います。人間関係のトラブルが発生した時には、障害者就業・生活支援センターの相談員に来てもらって、本人と面談を行い、問題解決を図りました。
現在は、定期的に来社してもらい面談を行い、仕事の悩み等があれば解決するようにしています。同センターの方が定期的に来社して相談にのってくれることは、本人が安定して仕事をする上で、非常に効果的だと感じています。
特別支援学校とのつながりもできたので、職場実習等も積極的に受入れ、障害者の雇用の場を増やしていきたいです。
「障害者が活躍できる場所を作りたい」という想いから、様々な新しい事業に取り組んで、新しい仕事を創ってきています。仕事ありきではなく、人材ありきの現場を目指しています。
人材なくして会社の成長はありませんので、共に成長できるように、新しいことへ挑戦し続けます。
(取材:宇都宮労政事務所 取材年月日 平成30(2018)年11月2日、令和4(2022)年10月一部更新)
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