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更新日:2022年12月26日
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~壊さない 焼かない 埋めない~
代表者名 | 代表取締役 千田谷 直光 |
企業所在地 | 芳賀工場 芳賀郡芳賀町芳賀台10ー1 海道工場 宇都宮市海道町402ー17 |
連絡先 | 028ー687ー1511 |
これまでの受賞・認証歴 | 平成23年度 高齢者雇用開発コンテスト (独)高齢・障害・求職者支援機構理事長表彰 令和2年度 障害者雇用優良事業所 栃木県知事表彰 |
お話 | 代表取締役 千田谷 直光 さん |
これまでに活用した支援施策・助成金 など |
特定求職者雇用開発助成金 |
企業概要 |
設立年月日 平成9年8月13日 許可取得 平成11年1月6日 資本金 7000万円 従業員数 76名(R4.10.17現在) 事業内容 遊技機の解体・家電製品の解体・OA機器の解体 |
A. 国際資源リサイクルセンターは、平成9年に起業し、パチンコ台の部品取り外し及び解体、リサイクル業を中心とした事業を展開しています。
毎年定期的に障害者の採用を行っており、現在、従業員68名中16名の障害者を雇用しています(芳賀工場11名、海道工場5名)。中途退職率も極めて低く、今まで障害者雇用された方で、解雇になった事例はありません。
A. 事業を開始した当時は、障害者雇用について考えていませんでしたが、栃木県立益子特別支援学校の、ある教諭の情熱ある勧めに応じて、平成15年3月に同校の卒業生を1名雇用しました。その中で、主な業務である遊技機の解体作業は、障害者に適性がある場合があると分かり、障害者雇用について真剣に考え、継続して取り組むきっかけとなりました。
A. 平成15年以降、毎年障害者雇用を継続しています。実習を通して、それぞれの適性にあった配置場所を決めていることもあり、定着率が非常に高くなっています。また、同一学校卒業生を継続して採用することにより、在校当時の人間関係がそのまま継続されることで、安心感が得られることも定着率が高くなっている理由の一つだと考えています。
障害者の特性として、裏表がなく、挨拶もしっかりできて、勤勉性が非常に高いと感じており、実際、職場の重要な戦力として、活躍しています。障害者雇用された方からも、仕事が楽しい、仕事を始めてから生活習慣がしっかりしたとの声を聞いており、良かったと感じています。
A. 採用後、2週間の実習期間を設け、業務に関わるさまざまな作業を行ってもらい、その適性を判断するようにしています。採用当時、思いもしなかった能力を障害者が持っていることを発見する喜びは、本当に大きいです。
また、障害者が自信を持って作業を行えるようになるまでは指導を行いますが、その後は本人に任せて、自分のペースで自主性をもって作業を行ってもらうようにしています。難しい台を解体できるようになる達成感や喜びを、より感じて欲しいと考えています。
その他、作業場の環境を整え、従業員の休憩スペースを十分に確保する等労働環境の整備及び福利厚生イベントの充実にも力を入れています。
A. 今後も、会社にとって必要な戦力である、障害者の雇用を積極的に推進していく予定です。障害者個々の能力にあった業務を、継続して作り出していくためには、いかにして仕事量の安定を図るかということが重要な課題となると考えています。
また、近隣の就労移行支援施設からの就労体験を積極的に受け入れる他、社会復帰促進センターへの業務委託や高齢者・引きこもりの方達の雇用にも力を入れており、そちらも継続していきたいです。
現在、廃棄台はほとんどが輸出され、処理されていますが、もし、全ての廃棄台が国内で、手解体されることになれば、多くの障害者、高齢者等に雇用の機会を与えることができると考えています。
廃棄物の国内での適正処理は、ますます大きな課題となりつつあります。障害者に各々の能力を発揮してもらい、廃遊技機の素材の有効活用に取り組みたいと考えております。
作業の中で一番楽しいのは、やはり解体です。時々解体が難しい遊技機もありますが、仲間と協力して解体しています。難しい作業ができるようになることはとても嬉しいです。休憩時間やお昼の時間は、仲のいい同僚と会話を楽しんでいます。年に数回、社内でイベントがあることも楽しみの一つです。
自分は解体が好きなので、この会社は合っていると思います。これからも頑張っていきたいです。
(取材:宇都宮労政事務所 取材年月日 令和2(2020)年11月24日、令和4(2022)年12月一部更新)
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