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更新日:2025年1月21日
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~感謝と奉仕~
代表者名 | 理事長 髙石榮子 |
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企業所在地 | 栃木県宇都宮市田野町666-2 |
連絡先 | 028-652-8122 |
これまでの受賞・認証歴 | 平成10年10月 マロニエ建築奨励賞 平成31年3月 『第3回キラキラ☆介護事業所グランプリ』労働環境・処遇改善部門賞 令和3年11月 とちぎ介護人材育成認証制度3つ星取得 令和6年9月 障害者雇用優良事業所等表彰 (独)高齢・障害・求職者支援機構理事長表彰 努力賞 |
これまでに活用した 支援施策・助成金など |
・特定求職者雇用開発助成金 ・職場定着支援助成金 ・栃木県介護人材確保対策事業費補助金 |
お話 | 施設長 岡上隆史 様 |
企業概要 | 法人設立年月日:平成9年8月26日 従業員数:約220名 事業内容:社会福祉事業 開設事業:特別養護老人ホーム宮の里 ケアハウス宮の里 通所介護宮の里 在宅介護支援センター宮の里(現城山地域包括支援センター) 居宅介護支援事業宮の里 小規模多機能型居宅介護事業所かんのん 小規模多機能型居宅介護事業所ふじおか 特別養護老人ホーム宮の里かわだ 短期入所生活介護宮の里かわだ 地域密着型特別養護老人ホーム宮の里ふじおか |
A.当法人が運営する特別養護老人ホームでは、身体障害者5名、知的障害者3名が、介護職員、介護アシスタント、清掃員として従事しています。
足に障害を持つ職員はできる範囲での介護業務を、ペースメーカーを使用している職員は夜勤の回数を減らすなど、個別の事情に合わせてできる業務を任せています。知的障害を持つ方には業務内容について、時間をかけ丁寧に指導しています。その人の能力に合わせて、勤務状況等を確認しながらステップアップの機会を与えています。
業務を遂行する中で、それぞれの特性に合わせ、時には面談をし、出来ることを無理なく行ってもらうよう配慮しています。現場職員にもその業務内容を共有できるよう朝の申し送りや会議などで伝えるようにしています。
A.障害の有無に関わらず、個々人がそれぞれの希望やスキルに合った仕事において活躍できる社会を構築し、社会福祉法人として、すべての人との『共生社会』の実現をめざすため、開設3年後、特別支援学校より知的障害者を採用したことがきっかけです。当初は洗濯物の片付け等の単純作業を行っていましたが、業務の分担次第で障害者を雇用することができると思いました。入職してからおよそ20年経った現在も在職中です。
A. 入職時デイサービスに配属され、業務に慣れ安定してきた段階で、特別養護老人ホームへ異動しスキルアップに繋げている職員もいます。出来ることに着目し、それを繰り返すことにより雇用を継続することが出来ています。役割を持って従事しているため、現場職員の負担も軽減し、円滑に業務を遂行できています。また、障害をもつ職員の定着率も高く、10年以上勤務している職員が複数名在職しています。定着率が高い要因は、本人の能力に合った業務と、周囲の職員の理解が大きいと考えています。
A. 障害者を受け入れる側の施設職員が障害者雇用に関して共通認識をもち、コミュニケーションを取りながらお互いの役割を果たしつつ、組織全体で連携を図っています。
障害者が職場に定着し、活躍できるためには、職場での理解と協力が大切です。
障害者と働く職員は、日々のコミュニケーションや接し方、問題が起きた際の対処方法など不安に感じたことをすぐに組織にあげられる体制を構築し、働きやすい職場環境づくりを心がけています。
過去には障害者雇用に関して、職員からの理解を得られないこともありました。職員との対話を繰り返し、障害者を雇用する際には、事前に周知(申し送り)することを心がけています。
A.今後も、障害者の受け入れは継続し、その特性を面談などを通じて把握しながら、一職員として業務を行ってもらえればと思います。そしてこの先5年、10年、それ以上の年月を重ねても、障害の有無関係なく、職員がお互いを理解し、安心して働ける職場でありたいと考えています。また、課題として、手話ができる職員が少ないので、障害を持つ職員と円滑にコミュニケーションがとれるよう改善していきたいと考えています。
健常者と同じく、障害者も個性があることを認識することが大切です。それが私たちにとって自然であるという意識を持つ必要があり、障害ではなくその人自身と向き合うことが何よりも重要だと考えています。
(取材:労働政策課 取材年月日 令和6(2024)年12月17日)
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