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更新日:2022年12月26日
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~男性職員の積極的な育児を応援しています~
代表者名 | 理事長 田畑 陽一郎 |
企業所在地 | 那須塩原市住吉町5-10 |
連絡先 | 0287-64-2511 |
これまでの受賞・認証歴 |
平成29年3月 栃木県保健福祉部「キラキラ☆介護事業所グランプリ」 |
お話 | 常務理事 特別養護老人ホーム寿山荘 施設長 渡邊 学 さん |
企業概要 |
設 立 認 可:昭和55年12月 事 業 内 容:社会福祉事業(特別養護老人ホーム等の運営) 開設事業所:特別養護老人ホーム 寿山荘 従業員数: 291名 (令和4年8月末現在) |
A.
毎年4月の職員向け説明会で、法人内の男性職員の育児休業取得状況を紹介しています。
次世代育成支援対策推進法に基づく一般事業主行動計画において3年間で13%の取得を計画しています。
職員の個別相談に応じる産休・育休相談会を毎年開催しています。この相談会への参加がきっかけで育児休業を取得した男性職員がいます。
職員からの要望を受けて令和3年4月から、希望者には育児休業および育児短時間勤務を小学校就学前まで延長することが可能になりました。
A. 業務上長時間労働や残業が多い傾向があり、結婚や出産等家庭があっても定時に帰ることが難しい職場環境でした。そのため、家族等との時間が取れるような環境に改善したいと思い取り組みました。
A. 男性職員の育児休業期間は1週間から10日程度ですが、育児休業を取得したことにより職員の育児への認識が変わりました。復職後は残業が減り、子どもの看護等による休暇も積極的に取得するようになっています。
仕事の取り組み方にも変化が見られ、時間内に効率よく業務を行おうとする姿勢が見られます。
また、周りの職員も育児休業の取得等について理解を示し、休暇を取りやすい職場環境となっています。
現在6名の男性職員が育児休業を取得済みで、今年中に1名が取得予定となっています。
A. 一番の課題は、育児休業を取得することにより給料が減ってしまうことです。それが障壁となり男性職員は育児休業取得をためらってしまうような状況があります。
そのため、社会保険料の免除等金銭面の制度の説明や休業期間や時期等について、それぞれの家庭状況に応じて丁寧に説明し相談に対応するように心掛けています。制度等がよくわからず育児休業取得に踏み切れなかった職員も、家庭の状況に応じて相談にのることで取得することができた事例もあります。
A. 今後は男性職員の育児休業期間を伸ばし、1ヶ月から半年など必要とする期間取得できるように環境を整えていきたいと考えています。
休業中の人員確保はあらかじめ対応できますが、給料面については難しい部分があるので今後も対応を検討していきます。
男性職員が育児休業を取得することで、育児に対する関心や意欲の高まりが感じられます。業務を効率よく進めて、早く帰宅して、子どもとの時間を作ろうという職場風土が徐々に生まれています。
最初は育児休業を取ることに気恥ずかしさやためらいがありましたが、先輩の男性職員が育休を取って「いい経験になった」というのを聞き、自分も取ろうという気持ちになりました。子どもの成長は早いので、少しでも育児にかかわって大切な思い出がたくさん作れたらいいなと思います。また定時で帰宅することを目標にしているので、業務中の段取りや集中力もアップした気がします。
(取材:大田原労政事務所 取材年月日 令和2(2020)年10月13日、令和4(2022)年12月一部更新)
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