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更新日:2022年1月28日
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~清潔・安心・安全をお客様にお届けします~
代表者名 | 代表取締役 櫻田 泰弘 |
企業所在地 | 那須塩原市鍋掛1087-1074 |
連絡先 | 電話 0287-62-0058 FAX 0287-62-1654 |
これまでの |
令和3(2021)年度 障害者雇用優良事業所表彰 厚生労働大臣表彰 受賞 |
お話 | 代表取締役社長 櫻田 泰弘 さん |
企業概要 | 設立 1966年 2012年 (株)小山商会のグループ会社となる 事業内容 リネンサプライ業 社員数 121名(男性62名 女性59名)のうち障がい者10名(男性5名 女性5名) |
A. 現在、10名の障がい者(身体・知的・精神)の方を雇用しています。身体に障害のある方1名は、配送業務に従事していますが、他の9名は、工場内で機械による作業の補助をしてもらっています。勤続20年以上の方もいて、長きにわたり戦力として活躍してもらっていることが特徴だと思います。工場内は機械化が進み、「洗う」「絞る」「乾かす」の全てを機械で行うことができます。もちろん、手作業で行う部分もありますが、それはごく一部です。
A. 平成24(2012)年に現在の経営体制になったのですが、それ以前から障がい者の方に働いていただいていました。当時は7名を雇用していて、それを継続することが条件でした。その後、派遣で雇用していた3名を、平成26(2014)年に派遣業者が事業を廃止することになりましたので、そのまま自社雇用に切り替えました。それ以降、現在の10名が誰ひとり退職することなく働いてくれています。
A. 作業工程を細分化し、1つ1つの工程を分かりやすくしています。障がい者の方には、1つの工程を担当してもらうことで、ミスや事故を減らことができています。それが長続きにつながっているのではないかと思います。また、「適材適所」でしょうか。障がい者の方から担当工程や職場環境に適応できない等の申し出があった場合には、速やかに担当工程の変更を行うようにします。実際に、2カ所、3カ所と担当工程が変わった方もいます。しかし、適応した場合には、不用意な変更は行わず、同じ作業を継続して担当してもらうようにします。さらに、現場リーダーを配置し、障がい者の方とよくコミュニケーションを図るようにしています。困ったときには、現場リーダーに相談することもできます。比較的年齢の高い女性社員が多いのも、功を奏しているかもしれません。休憩時間には一緒にお菓子を食べたり、おしゃべりをして、とてもアットホームな時を過ごしており、これが孤立防止にもつながっているように感じます。また、親会社・社長からも協力をいただき、お弁当やお菓子を提供していただいています。楽しみにしている社員も多く、社員同士のコミュニケーションに役立っていると思います。
A. 工場内は機械化が進んでいますが、機械を扱うことで危険も伴ってきます。1つ1つの作業を安全に行うことが求められます。見やすい場所に作業の手順や注意事項を掲示し、誰でも容易に確認できるようにしていますが、日々の作業で気になった点は、速やかに共有することにしています。気になる点を、はっきり・しっかりと伝え、理解を求めることがさらなる安全につながると思っています。
A. 今後も、「働きやすい環境づくり」を進めていくことでしょうか。工場内の機械化をさらに進めて、社員の作業をより簡素化したい、と思います。また、工場内はどうしても高温になります。冬場はいいのですが夏は暑くてたまったものではありません。暑さ対策による作業環境の改善を行い、クリーニング業界の「暑い!」というイメージを払拭したいと考えています。そして、現在の10名には継続して働いてもらいたいと思います。
社員が一丸となってコロナ禍を乗り越えて、障害のある人もない人も共に生きる社会の実現に貢献していきたいと思います。そして、障害のある社員が当社での経験を活かし「地域社会で自立した生活をすることができる人材」になってくれることを願っています。
「入社当時は仕事がちゃんとできるか不安でしたが、周りの方が優しく接してくれたので、仕事に慣れることができました。仕事に対してのやりがいも感じているし、明るい職場なので、いつまでもここで仕事をしていきたいと思っています。」
(取材:大田原労政事務所 取材年月日 令和3(2021)年11月16日)
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