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更新日:2025年7月14日
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~人と人との関りを大切にし、社会貢献すると共に、社員の幸せを追求していく~
代表者名 | 代表社員 松岡 |
企業所在地 | 宇都宮市元今泉7-26-3 ニューフォレスト206 |
連絡先 | 028-660-7576 |
これまでの受賞・認証歴 |
2023年3月 栃木県「いい仕事いい家庭つぎつぎとちぎ宣言」登録 2023年4月 栃木県「とちぎ女性活躍応援団」登録 2025年2月 栃木県「とちぎ介護人材育成認証制度」3つ星認証 2025年5月 厚生労働省「トモニン」認定 2025年5月 厚生労働省「イクボス宣言」登録 2025年5月 栃木県「男女生き活き企業」認定 |
これまでに活用した支援施策・助成金など | 特定求職者雇用開発助成金 新型コロナウィルス感染症緊急包括支援交付金 小学校休業等対応助成金 |
お話 | 代表社員 松岡 さん |
企業概要 | 設立:2018年10月 業務内容:訪問介護 従業員数:12名(2025年5月末日現在) |
A. 業務の効率化を図るために、2024年1月から、訪問後の報告や申し送りにビジネス版のLINEを活用し、スマートフォンなどから簡単に記入・共有できるようにしました。
また、休暇制度として、半日単位で取得できる有給休暇や、ボランティア休暇も新たに設けました。雇用面では、育児や介護を理由に退職した従業員の再雇用制度や、パート・派遣社員から正規雇用への転換制度も導入し、働きやすさの向上と人材の定着を図っています。
A. 1人の利用者を複数の従業員で対応する体制をとっているため、訪問後の情報共有が欠かせません。従来は電話での申し送りや、事務所に戻っての報告を行っていましたが、聞き逃しがあったり、紙媒体の確認のために事務所に向かう必要があったりと、業務効率に課題がありました。より多くの時間を訪問に充てるために、見直しを決めました。
制度面では、子育て中の従業員が多く、突発的な子どもの体調不良などで丸一日仕事を休むと、収入に影響が出てしまいます。加えて、訪問介護には資格が必要となるため、勉強時間の確保も課題でした。また、「ボランティアに参加したい」という声が寄せられることもありました。
雇用制度の見直しについては、介護現場で人材の確保や定着が難しくなっている昨今の状況において、一度現場を離れた方にもぜひ戻ってきてほしいという思いがあり、制度化しました。
A. LINEの導入について、従業員から「勤務時間が限られていますが、どこでも報告ができ、時間も短縮できるので、その分訪問に時間を使うことができています。また、他の社員の報告や申し送りも見ることができるので勉強になります。」と聞いています。「他の人の記録が見やすいから、自分もきちんと記録しよう」という意識も芽生えるなど、思わぬ効果もありました。
半日単位での有休制度によって、勉強時間が確保でき、既に3名が資格を取得しています。今後も取得を予定している従業員がいるため、受験料の補助と併せ、支援していきます。
A. 訪問後にLINEで報告する内容は、現在まで改良を重ねています。9項目に絞り、慣れていない従業員でも1件あたり5分以内で入力できるよう、書式を工夫しました。また、複数人で担当している利用者については、引き継ぎ時に記録を振り返って確認するため、必要な情報に簡単にアクセスできる仕組みを整えています。
A. 今後は、ビジネス版LINEに搭載されている「掲示板」機能を使い、会社からのお知らせを一括で共有できるようにする予定です。また、訪問先で災害に遭った際の安否確認ツールとしても活用できるよう、準備を進めています。
他にも、雇用形態を問わず、すべての介護従業員に対して健康診断の実施やエプロンの支給を行うとともに、居心地の良い事務所づくりに取り組むことで、従業員にとって優しく、働きやすい職場環境の実現を目指します。
訪問は1人でまわりますが、いつでも情報が共有でき、いつでも聞ける体制を目指しています。
全員で協力しながら、ぜひ自分の介護職としてのスキルを磨いていって欲しいです。
(取材:労働政策課 取材年月日:令和7(2025)年6月26日)
お問い合わせ
労働政策課
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